2009-04-24
studying MINIX after haribote OS
はりぼて開発に一旦区切りを付け、今後はMINIX 3の勉強を始めることになりました。今日はそこに至った経緯についての報告。
はりぼてOSは、OS開発の実践的なノウハウを学べる非常に良い教材だと思います。難しいことを深く考えず、問題があればその都度乗り越えていくその実践的な開発方針は、純粋にOS開発を楽しむ機会を僕に与えてくれました。実際に、主観的ではありますが、はりぼてOSの拡張は本当に楽しめました。
一方で、OS学習者としてはりぼてOSの拡張経験を振り返って見ると、スタートからゴールまでの道のりが非常に遠回りになっていた開発だったと感じています。というのも、一度開発したシステムを再設計することがとても難しかったからです。例えば、もし僕がファイルシステムの理論を深く学んだ後で設計を始めていたら、開発期間を縮めることができただけではなく、そのファイルシステムの開発意義をもっと高めることができただろうと思っています。
以上のことから、OS学習者ならば、OS開発の実践的なノウハウだけではなく、理論的なノウハウも学ぶべきだと強く感じています。そして、僕がはりぼてOSの開発に一旦区切りをつけて、MINIX 3の勉強を始めた理由もここにあります。
まぁ、まだ第2章までしか読んでいないので確実なことは言えませんが、はりぼてOSの拡張を通して得た知識および経験と、これから学ぶMINIX 3の理論を対比させながら学ぶことで、ただMINIX 3を読んで得られる知識以上のものを身につけらるんじゃないかなぁ、と考えています。
長々とグダグダと書きましたが、そんな近況です。
ではでは。
P.S.
今朝方、S先生の飲み会参加が確定。
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